はじめに
広島県の西部を流れる太田川の河口の三角州に出来た町が 広島市です。
瀬戸内海の温暖な気候のもと、海の幸、山の幸にも恵まれ、中世、毛利輝元が築城した広島城を中心に城下町として栄えて来ました。 しかし、昭和20年8月6日原子爆弾により、旧市内といわれた地域は壊滅的な被害を受けました。
被爆後75年間は草木も生えないと云われた広島市は、今日政令指定都市になるまでに発展して来ました。
しかしながら被爆により神社を 中心とした地域社会は崩壊し、時代とともに住民相互の連携は薄れ、
郷土愛、地域愛も希薄になっているように思われます。
そんな中、長い歴史を有する神社は幾多の困難を乗り越え現在に至っております。
常に地域住民の「心のよりどころ」として、 地域社会の絆の中心としての存在感を高め、日々の神事の厳修を通して様々な
地域の伝統行事、文化の継承に努めております。
神様の御神威に触れていただき、御神徳を受けられ益々幸せな毎日を 過ごされることをお祈り申し上げます。
広島県神社庁 広島市支部
広島市神社マップ・hiroshima-jinjamap
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No.01

碇神社
Ikarijinja

大綿津見神
おおわだつみのかみ

奈良時代、当時島であった白島に船を着けるために碇を降ろし、航海の安全を願ったことから「碇神社」という名前になったと言われる。広島城が築城されて以降は白島地域の氏神社として多くの町民から尊崇を集めている。
広島市中区白島九軒町12番20号
TEL 082-261-2954(東照宮社務所)
受付時間 : 毎月1日9:00~15:00 他正月・例祭など
アクセス : 広電バス「白島九軒町」/広電白島線「白島」/JR「新白島駅」
受付時間外のご祈願等はNo.15の東照宮へお問合せください。

No.02

広島護國神社
Hiroshimagokokujinja

戊辰の役において陣歿された高間省三命をはじめとして大東亜戦争に至るまでに戦歿された九万二千余柱の御英霊
たかましょうぞう

明治元年(1868)12月、戊辰の役にて陣歿された広島藩士を二葉の里に 造営された水草霊社に奉祀したのが起源。昭和9年(1934)に西練兵場の西端(旧市民球場の辺り)に遷座され、昭和20年(1945)の原爆で焼失。 昭和31年(1956)に現在の広島城跡に復興遷座し現在に至る。
広島市中区基町21番2号
TEL 082-221-5590
受付時間 : 9:00~17:00(祈願受付は16:30迄)
アクセス : バス「広島バスセンター」下車、北へ徒歩10分/JR「新白島駅」下車、南へ徒歩15分

No.03

白神社
Shirakamisha

菊理姫神
くくりひめのかみ
天御中主神
あめのみなかぬしのかみ
伊邪那岐神
いざなぎのかみ
高皇産霊神
たかみむすびのかみ
いざなみのかみ
伊邪那美神
神皇産霊神
かみむすびのかみ
天照皇大神
あまてらすすめおおかみ

白神社のある中町一帯がまだ海であった頃、現在の地点は海面から突き出た岩礁であった。 古来岩上に祠を祀り、白幣を捧げこれを標示して白紙 (白神)と称したという。社殿が岩上にあるのは当時の名残といわれる。 この岩礁は広島市の天然記念物に指定されている。
広島市中区中町7番24号
TEL 082-247-1363
受付時間 : 8:00~16:00(祈願受付は9:00~15:30)※正月・祭礼日を除く
アクセス : 広電1.3.7号線 「袋町」下車、南へ徒歩5分/広島バス「放送会館前」/広電バス「中電前」「袋町」「白神社前」

No.04

空鞘稲生神社
Sorasayainaojinja

うかのみたまのかみ
宇迦之御魂神
わくむすひのかみ
和久産巣日神
うけもちのかみ
宇氣母智神

天文年間(1532)の御創建と伝わり、毛利氏の崇敬も篤くかなりの社領を有していた。昭和20(1945)年8月6日原子爆弾により全て灰燼に帰したが、 同28年10月に復興され現在に至る。「空鞘」の名は境内にあった大木に刀の鞘が掛かっていた事から名付けられたと伝わる。
広島市中区本川町3丁目3番2号
TEL 082-231-4476
受付時間 : 9:00~17:00 ※正月、祭礼日を除く
アクセス : 広電2.3.6.7番線「本川町」下車、北へ徒歩約5分/広電7.8番線「寺町」下車、南東へ徒歩約5分

No.06

住吉神社
Sumiyoshijinja

うわつつのおのみこと
表筒男命
そこつつのおのみこと
底筒男命
なかつつのおのみこと
中筒男命

享保18年(1733)に鎮座。その後元文3年(1738)浅野藩の船府一統の守 護神として祟敬される。昭和20年(1945)8月6日の原爆投下で社殿等は灰燼に帰した。被爆松が2本現存。平成8年(1996)現社殿を造営。広島三大祭・ 広島管絃祭、節分祭・焼嗅がし神事などが知られている。
広島市中区住吉町5番10号
TEL 082-241-0104
受付時間 : 9:00~16:00
アクセス : 広電バス「加古町」下車、南へ徒歩1分

No.07

衣羽神社
Ebajinja


市杵島姫命
いちきしまひめのみこと
たきりひめのみこと
多紀理姫命
たぎつひめのみこと
多岐都姫命
大国主神
おおくにぬしのかみ
少名毘古那神
すくなびこなのかみ
宇迦之御魂神
うかのみたまのかみ
他十柱

古代の神名帳「官社二百八十社記」に三位衣羽明神と記載。 正和2年(1313)以前に創建された式内社である。鎮座地江波が廻船港として栄えた幕藩時代宝暦3年(1753)国内でも珍しい船舶構造倣った現在の社殿が完成した。旧暦6月29日斎行「江波の火祭り」は勇壮である。
広島市中区江波南1丁目26番6号
TEL 082-261-7878
受付時間 : 9:00~16:00
アクセス : 広電江波線「江波」終点下車、南へ徒歩10分/バス「江波トンネル北」「江波南1丁目」下車、徒歩3分

No.08

Kurumegijinja
狐瓜木神社

ほんだわけのみこと
誉田別命
息長帯姫命
おきながたらしひめのみこと
事代主神
ことしろぬしのかみ
たらしなかつひこのみこと
帯仲彦命
風伯神
ふうはくじん

貞観2年(860)風伯神(志那都比古神)、事代主神を、永観2年(984)八幡三神を勧請した。大内氏、毛利氏、浅野家の崇敬篤く神料田等の寄進を受けた。戸坂の総氏神として小高い宮ノ山に古くから鎮座し、戸坂一円の総社として地域をお守りしている。
広島市東区戸坂くるめ木1丁目1番20号
TEL 082-229-0847
受付時間 : 9:00~17:00
アクセス : バス高陽、戸坂行き「天水」下車、東へ徒歩10分

No.09

瑞穂神社
Mizuhojinja


埴安姫命
はにやすひめのみこと
大国主命
おおくにぬしのみこと

この一帯は狐瓜木神社の氏子で、狐瓜木神社の分社として永正11年(1514) 御祭神を勧請して設け、秋祭りには神輿の渡御が行われていた。 天和3年(1683)、神木の枝を切り払ったところイナゴの災いがあり、祈念して退散、以降、瑞穂大明神と改称したといい、その後、瑞穂神社となった。
広島市安佐南区東原1丁目650番
TEL 082-229-0847(狐瓜木神社)
受付時間 : 9:00~17:00
アクセス : アストラムライン「西原」下車、東へ徒歩約11分 当社の事についてはNo.8の狐瓜木神社へお問い合わせ下さい。

No.10

三宅神社
Miyakejinja


ほんだわけのみこと
誉田別命
息長帯姫命
おきながたらしひめのみこと
大国主大神
おおくにぬしのおおかみ
帯仲彦命
たらしなかつひこのみこと
天照大神
あまてらすおおみかみ

明徳3年(1392)に八幡三神を勧請したといい、慶応元年(1865)に現存の拝殿、幣殿、明治37年(1904)に本殿を造営した。往時の鎮座地は南参道下の向かい側あたりにあり、いつの世か現在地へ遷座したという。
広島市東区戸坂数甲2丁目2518番
TEL 082-229-0847(狐瓜木神社)
受付時間 : 9:00~17:00
アクセス : 広電バス「桜が丘団地」下車、東へ徒歩10分
当社の事についてはNo.8の狐瓜木神社へお問い合わせ下さい。

No.12

稲生神社
Inoujinja


大宮売命
おおみやのめのみこと
宇迦之御魂神
うがのみたまのかみ
ことしろぬしのかみ
言代主神
大年神
おおとしのかみ
太田命
おおたのみこと
大穴牟遅神
おおなむちのかみ

創祀年代は不詳なるも寛政12年(1800)再建の記録。明治10年(1877)、現在の万休寺上方より現在地に遷座。明治43年(1910)、大原神社、新宮神社、 東城神社、石津神社を合祀(大原神社は後に西垣地に遷座)平成14年(2002) に焼失したが、地域住民の熱意により平成19年(2007)再建。
広島市東区中山東1丁目7番30号
TEL 082-289-4279(清水谷神社)
受付時間 : 9:00~17:00
アクセス : 広島バス27.29号線「中山踏切」下車、北東へ徒歩7分(550m)
当社の事についてはNo.11の清水谷神社へお問い合わせ下さい。

No.13

男崎神社
Ozakijinja

たらしなかつひこのみこと
帯中津彦命 (仲哀天皇)
ほんだわけのみこと
品陀和気命 (応神天皇)
おきながたらしひめのみこと
息長帯姫命 (神功皇后)

男崎神社の創建年については、諸説あるが不詳である。神社は矢賀3丁目の北東、八幡山に鎮座している。矢賀一円を氏子とする産土神社である。旧社格は村社、社名は明治4年に八幡宮から男崎神社と改称された。
広島市東区矢賀3丁目10番1号
TEL 090-2755-4614
受付時間 : 9:00~17:00
アクセス : JR芸備線「矢賀駅」下車、北へ徒歩10分

No.15

東照宮
Toshogu

とくがわいえやすこう
徳川家康公

慶安元年(1648)、当時の広島藩主、浅野光晟公によって建立された。 原爆による焼失を免れた、境内の唐門・翼廊、本地堂、御供所、手水舎などは 広島市指定重要文化財に指定されている。
広島市東区二葉の里2丁目1番18号
TEL 082-261-2954
受付時間 : 9:00~16:00
アクセス : JR「広島駅」(新幹線口)から北へ徒歩8分/バス「東照宮入口」下車、北へ徒歩5分

No.16

饒津神社
Nigitsujinja

あさのながまさのみこと
芸州藩主浅野家の初代 浅野長政命
他四柱

天保6年(1835)芸州藩主であった浅野家が祖先追孝のため、広島城の艮(東北鬼門)にあたる現在の地に創建した。「饒」は豊かになる、「津」は 港を意味し、「広島の地が豊かな水の都になるように」という願いが込めら れている。
広島市東区二葉の里2丁目6番34号
TEL 082-261-4616
受付時間 : 9:00~17:00(ご祈祷受付時間は16:00迄)
アクセス :JR「広島駅」(新幹線口)から北西へ徒歩15分

No.17

早稲田神社
Wasedajinja

たらしなかつひこのみこと
足仲彦命【帯中津日子命】(仲哀天皇)
ほんだわけのみこと
品陀和気命 (応神天皇)
おきながたらしひめのみこと
息長帯姫命 (神功皇后)

文亀3年(1503)工事を起し、永正8年(1511)9月15日に神霊を安置、「垚 (あげ)八幡宮」又は「垚の宮」と呼ばれた。毛利氏による崇敬厚く、浅野氏の入国以来、維新に到るまで家老が代参し、明治42年(1909)には神饌幣帛料の供進社となった。
広島市東区牛田早稲田2丁目7番38号
TEL 082-221-1885
受付時間 : 8:30~17:00(ご祈祷受付時間は16:00迄)
アクセス : 広電バス牛田方面「牛田旭」下車、北東へ徒歩3分

No.18

自在坂神社
Jizaizakajinja


ほんだわけのみこと
品陀別命
うがのみたまのかみ
宇迦之御魂神
いなうみのかみ
稲生神

自在坂神社はかつて安国寺不動院の守護神として鎮守八幡社と称されて いたが、明治3年(1870)に自在坂神社と改称される。明治5年(1872)には村社に列せられ、この地の産土神として現在に至る。昭和60年(1985)3月祇園新道の建設に伴い、架橋点にあった当神社を現在地に奉遷、鎮座された。
広島市東区牛田新町3丁目3番1号
TEL 082-251-6807(神田神社)
受付時間 :神田神社
アクセス :バス「不動院」アストラムライン「不動院前」下車、東へ徒歩10分 当社の事についてはNo.24の神田神社へお問い合わせ下さい。

No.19

三篠神社
Misasajinja


大国主神
おおくにぬしのかみ
伊弉諾神
いざなぎのかみ
むなかたのかみ
宗像神
天満天神
てんまんてんじん
大年神
おおとしのかみ
いざなみのかみ
伊弉册神
八幡神
はちまんしん
さるたひこのかみ
猿田彦神
天照大神
あまてらすおおみかみ
神武天皇
じんむてんのう
他全二十一柱

戦国期に大年・楠木大明神を創祀、その後創祀された黒皇大明神に合祀。 大正3年(1914)、安佐郡三篠町内4社(黒皇、熊野、八幡、青木)を合併し、 全町の総氏神として三篠神社と改称。昭和20年(1945)、原爆により社殿等悉く烏有に帰す。戦後、社殿を再建、社叢を育て復興。
広島市西区三篠町1丁目11番5号
TEL 082-237-0431
受付時間 : 9:30~16:00
アクセス :JR横川駅北口下車、北へ徒歩1分

No.21

Kusatsuhachimangu
草津八幡宮


ほんだわけのみこと
品陀和気命
おきながたらしひめのみこと
息長帯比売命
たらしなかつひこのみこと
帯中津日子命
宗像三女神
むなかたさんじょしん
他三柱

推古天皇2年(594)力箭山の麓に、多紀理姫命(宗像三女神の一柱)を 祀ったのが当宮の創祀と伝わる。中世、八幡神を合祀し力箭八幡宮と称した時期もあった。当初社殿は海辺にあったが、再建の度に高所へ遷され、今は力箭山(行者山)の中腹に鎮座している。
広島市西区田方1丁目11番18号
TEL 082-271-0441
受付時間 : 9:00~17:00(祈願受付は16:30迄)
アクセス : 広電宮島線「草津」下車、北へ徒歩5分

No.24

神田神社
Kandajinja

たらしなかつひこのみこと
足仲津彦命
ほんだわけのみこと
品陀別命
おきながたらしひめのみこと
息長足姫命

神田神社は文亀3年(1503)、武田元繁が甲斐の国より安芸郡牛田村へ勧請したのが始まりと言われる。牛田村の氏神様として村民等によって祭られるようになったが、明治22年(1889)に宇品へ移転し、津波や火災による被害を経て、昭和61年(1986)現在の場所に復興造営された。
広島市南区宇品御幸4丁目1番15号
TEL 082-251-6807
受付時間 : 9:00~17:00
アクセス :広電1.5.7号線「宇品4丁目」下車、西へ徒歩1分

No.25

邇保姫神社
Nihohimejinja


にほつひめのかみ
爾保都比賣神
おきながたらしひめのかみ
息長帯比賣神
たらしなかつひこのかみ
帯中津日子神
ほんだわけのかみ
品陀和氣神

神功皇后(息長帯比賣神)が三韓御出兵を終え御帰陣の折、この所に一夜御宿陣になり爾保都比賣神を御鎮祭奉賽され、出発の際邪気祓いのため白羽の矢をお放ちになり、この山に止まったので矢を納めて仁保島の鎮守としたのが創祀とされる。
広島市南区西本浦町12番13号
TEL 082-281-4538
受付時間 : 9:00~17:00
アクセス :広電バス4号線「向洋新町」「仁保車庫」行き 「邇保姫神社入口」下車、西へ徒歩7分「はんべえ」北隣り
